不要不急の外出自粛要請が続く中どのようにお過ごしでしょうか?
世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、少しでもリスクを減らすために今はステイホームを心掛けましょう。
それにしても家の中にずっといると息が詰まってしまいますよね。
今回は、家の中に居ながらにして様々な体験ができる「仮想現実」についての記事を書いていきたいと思います。
仮想現実とは?
仮想現実(Virtual Reality)とは一言でいうと、実際には存在しないものを現実だと認識させるテクノロジーのことです。
例えば、テレビや本なども視覚、聴覚を刺激してその世界に没入させる効果があるので、広義の意味では仮想現実であると言えます。
現在では仮想現実と言えば、主にヘッドマウントディスプレイという、頭部に装着するゴーグルタイプのデバイスによって作り出される映像による疑似体験を指します。
Playstation VRが特に有名なデバイスですね。
ヘッドマウントディスプレイは、使用者の頭の動きを認識して映像を動かしたり、ヘッドフォンに流す音声を調整することで音がしている位置を感じさせたりすることができます。
つまり、コンピュータが作り出す仮想の世界に実際にいるような没入感を味わうことができるわけですね。
私もPlaystation VRを持っていますが、初めてゲームをプレイしたとき本当にそのゲームの世界にいるように感じ感動しました。
仮想現実の種類について

仮想現実には目的や用途によっていくつかの種類が存在します。
その中から代表的なものについてご紹介します。
仮想現実(Virtual Reality)
冒頭でも紹介しましたが、存在しないものや世界を現実だと認識させるテクノロジーです。
全ての映像や音声はコンピュータが作り出すものなので、このテクノロジー群の中では最も没入感に優れています。
ゲームやシミュレーションなど、現実の世界では体験することが難しい分野で使われます。
拡張現実(Augmented Reality)
現実の世界をコンピュータによって拡張するテクノロジーです。
例えば、スマートフォンのカメラを通してディスプレイに表示された映像に対し、いま目の前にあるものが何であるか?という情報を重ねて表示する、などです。
古くは軍事目的で利用されてきましたが、スマートフォンなどの普及に伴い広く知られるようになりました。
複合現実(Mixed Reality)
ARをさらに発展させたテクノロジーです。
現実世界の映像に対して情報を重ねて表示するという点ではARと同じですが、MRでは画像や3Dデータを触って動かしたり、後ろに回り込んで裏側を見るといったことが可能になります。
まさにVRの自由度とARの現実性をミックスしたようなテクノロジーですね。
どんなことに使われている?
ヘッドマウントディスプレイを利用した仮想現実や拡張現実はどのようなことに使われているのでしょうか?
その一例をご紹介します。
ゲーム(映像コンテンツ)
現実にはない世界を作り出すことが可能な仮想現実は、ゲームには最適な技術です。
特に没入感が重要なホラーゲームとは相性が抜群に良く、プレイヤーが本当にゲームの世界に入り込んでしまったかのような没入感を体験することができます。
据え置き型のゲーム機用デバイスとしてPlaystation VRが2016年に発売されていますが、今までにない映像体験から多くの反響がありました。
ゲーム用ヘッドマウントディスプレイは今後も進化を続け、よりリアルな映像とデバイスの高性能化が進んでいくと思われます。
トレーニングやシミュレーション

仮想現実は業務のシミュレーションにも使われています。
仮想現実は軍事用途として古くから射撃のトレーニングやシミュレーションにも使われてきましたが、現在では民間企業でも広く使われるようになりました。
例えば、不動産業界で物件を内見するときにヘッドマウントディスプレイを装着し、あらかじめVR用に360℃撮影しておいた映像を表示すれば、その場にいながら気になる物件を内見することができます。
製造業では工場に導入する機械を仮想空間で再現し、機械の構造理解や操作方法のトレーニングで使われたりしているようです。
また、医療の分野では手術のトレーニングにVRが利用され始めており、高い成果を挙げているようです。
会議システム
Web会議では相手の顔が見えなかったり、ディスプレイ越しだとなかなか相手の感情が読み取りにくかったりしますよね。
そんなときは仮想空間上に会議室を作り、出席者のアバターを表示させることでリアルな臨場感を演出することができます。
相手の表情や動作をアバターに反映させれば、まるでその場にいるかのように会議を行うことができます。
さらに、3Dデータを表示するといったことも可能なので、例えば企画会議で開発中の商品を目の前に表示したりすれば、非常にわかりやすいプレゼンテーションになるでしょう。
究極の仮想現実「フルダイブ」
現時点での仮想現実はヘッドマウントディスプレイを利用したものであり、これはあくまで使用者の視覚や聴覚に直接刺激を与えることで感覚を認識させています。
しかし、いくらリアルな映像を表示しても、現実世界の感覚情報を完全に遮断することはできないので、完全な没入感を得ることはできません。
仮想現実の最終的な形は、現実と区別がつかない仮想世界を作り出すことです。
この概念を「フルダイブ」と呼びます。
フルダイブを実現するためには五感全てに対して現実と全く同じ刺激を与える必要があり、脳とコンピュータを接続し、脳の感覚を司る領域に対し直接電気信号を送るといった方法が想定されます。
実際にこのような技術の研究を進めている企業もあり、実業家のイーロン・マスクが立ち上げた「Neuralink社」では、人間の脳にAIチップを埋め込む技術を確立しようとしています。
Neuralink社は、将来的に脳内チップによってAI(人工知能)と脳を接続して人間の思考能力を拡張したり、他人とテレパシーのように考えただけで意思疎通を行ったり、完全な仮想現実の実現を目指すとしています。
また、アメリカの発明家 レイ・カーツワイル氏は、2030年代にはフルダイブ技術が実現するだろうと予測しています。
SF映画だけの話だと思われていた完全な仮想現実の世界は、遠くない未来に実現するのかもしれませんね。
人は仮想空間の中で過ごすようになる?

フルダイブが実現した世界を舞台にした創作物として、映画「マトリックスシリーズ」などがありますが、この作品の中で主人公は現実ではありえないことを平然とやってのけます。(銃弾を避けるシーンは有名ですね!)
これは映画だけの話ではなく、実際に五感を自由に制御できるようになれば、自分の意思でどんなことでもできるようになります。
例えば、行きたい場所に瞬間移動したり、憧れの有名人と一緒に暮らしたり。
自分が想像できる体験が何でもできるようになったとしたら、こんなに楽しいことはないですよね?
現実世界で起きる嫌なことや辛いことからも解放されそうです。
フルダイブが実現したら、みなさんは全てが可能になる仮想現実の世界で大半を過ごすでしょうか?
それとも、あくまで現実が大事で、辛いことや苦しいことがあっても、現実の世界で自分の体だけで生きていたいでしょうか?
意見が大きく分かれそうですね。
まとめ
仮想現実というテクノロジーについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
2016年はVR元年であると言われましたが、それから4年が経過し技術は着実に進歩しています。
ヘッドマウントディスプレイをはじめとした仮想現実のテクノロジーは、まだまだこれから大きく進歩し普及していくでしょう。
そして将来的にはフルダイブという究極の仮想現実の登場も控えています。
ちょっと日常に疲れたときなどに、現実ではできないすばらしい体験ができる。
そんな時代になってほしいものですね!
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