転職するときは職場の人に相談するな!

こんにちは! 6月ももうすぐ終わりですね。

早いところではもう新入社員が仕事をしている頃でしょうか。

実際に仕事をしてみると、理想と現実のギャップというのはどうしても出てくるものです。

新入社員だけでなく何年か働いている人であっても「この仕事、なんか違う」とか、「こういう仕事やりたいわけじゃないんだよなあ」と思い、退職や転職を思い立つ人もいます。(そのこと自体は問題ありません)

そんなとき、みなさんは誰かに相談するでしょうか?それとも自分一人で決めてしまうでしょうか?

今回は、転職の相談をするなら職場の人にするべきではないという話をしたいと思います。

職場の人に相談してはいけない理由

あなたが転職したくなったとき、意思が固まっているかいないかに関わらず、ほとんどの人が誰かに意見を聞いてみたくなると思います。

そんなとき、やっぱり同じ職場の人が一番事情を理解してくれそうですよね?

しかし、基本的には同じ職場の人に相談するべきではないと私は考えています。

その理由についていくつかご紹介します。

上司は間違いなく引き留めてくる

今の仕事を辞めようと思ったとき、まずは上司に相談したいと思う人は結構多いと思います。

信頼できる上司であれば、仕事やプライベートのことを気軽に相談したくなるというものですよね。

しかし、転職の話であればそれは別で、基本的に上司に相談するべきではないと思います。

転職するということは、その仕事を辞めるということで、つまりその組織の人間ではなくなるということです。

上司も多少会社に不満を持っている可能性もありますが、上司は基本的に会社側の人間という立場です。

※先輩や同僚であれば、まだ公正な意見を言ってくれる可能性はあります。

会社にとって、特に問題がない社員が辞めてしまうことは大きな損失になります。

そのため上司は転職するべきか、とどまるべきか、という相談に対しては、あなたが今の仕事について思い悩んでいることは理解しつつも、ほぼ間違いなく転職には否定的な意見を言ってくるでしょう。

言われそうなセリフとしてこんな感じでしょうか。

「今は大変かもしれないが、もうちょっとがんばってみようよ!」

「辛くても耐えていれば必ずいいことがあるよ!」

「自分の仕事を放棄して逃げても良いのか?」

確かに、職場にとどまることが良い場合もありますが、明らかに転職した方がキャリアアップにつながる事も多いのが事実です。

そこで最終的に引き止められることが確実である上司に相談することは適切ではないでしょう。

※もしその上司に転職経験があり、あなたのことを本当に考えてくれる上司だと自信をもって言えるならこの限りではありません。

職場に居辛くなる

会社を辞めることについて会社側の人間に相談し、その後説得されて思いとどまったとしましょう。

心機一転し、「またここでがんばってみよう!」と決意したとします。

果たして上司は今までと同じ目であなたを見るでしょうか?

表向きは今までと同じように接するでしょうが、確実にあなたに対しての印象は変わると思います。それも悪い方に。

「あいつは一度辞めようとした人間だ」という事実は消えることなく付きまといます。

そうなると、周りに知れ渡る可能性もありますし、周りの人たちから腫れ物に触るような扱いを受ける可能性があります。

せっかくこれからもがんばっていこうと決意したのに、職場に居辛くなるのは嫌ですよね?

重要な仕事を任されなくなる

もしも重要なプロジェクトを任せている社員が、途中で退職してしまったらどうなるでしょう?

会社側は後任の確保にとても難儀することは想像できますよね?

重要な仕事を任せるのはその人を信頼していたり、成長してほしいと考えているからです。

過去に退職の相談を受けたことは、上司をはじめとして会社側にも知られるでしょうから、最悪の場合は今後会社の業績を大きく左右するような重要な仕事を任されなくなる可能性があります。

結局辞めることになる

私が以前勤めていた会社で、上司に転職の相談をしていた方がいました。(40代の方でした)

仕事帰りの食事の際に話したそうですが、予想通り引き止められたそうです。

上司は誰にも話さないとは言ったそうですが、結局管理職の間で話が広まってしまい、上で説明したように腫れ物に触るような扱いになっていたことを覚えています。(明らかにその人への態度が変わったのがわかりました)

その方はやはり職場に居辛かったようで、結局転職を踏みとどまってから1年後には退職していましたね。

ただ、転職先はすでに決まっており、良い条件で転職できたようなので問題ありませんが、もし精神的に追い詰められて転職活動する間もなく辞めてしまうことになっては目も当てられないです。

最終的に決めるのは自分

基本的に職場の人に転職の相談をするのはNGだとお伝えしてきましたが、職場の人以外に相談することについてはどうでしょうか?

例えば、友人に相談する場合は、職場の人のようにあなたが転職することで不利益が発生するわけではありませんので相談しても問題ないと思います。

心を許せる友人で、かつ転職を経験している人であれば、あなたが転職するべきなのか、とどまるべきなのか客観的な視点から意見してくれると思います。

では家族に相談するのはどうでしょうか?

既に家庭を持っている方であれば、夫や妻に転職しようとしていることについて相談せざるを得ないと思います。

職場を変えるということは家族の生活にも影響を与えるイベントだからです。

家族に相談するときは、転職してこういうことがやりたい収入アップが見込めるなど、転職することで得られるメリットデメリットをしっかり説明できるようにしたいところですね。

意思をしっかりと伝えることができれば、よほど後先考えない転職でない限り家族の理解を得られると思います。

しかし、人に相談して意見を求めることも良いのですが、最終的に転職するかしないか決めるのは自分だということを忘れないでください。

一度しかない人生です。

あなたがもし前に進むかとどまるか迷っているなら、前に進む方を選ぶべきです!