転職が決まったらやることリスト

初めての転職って期待と同時に不安になりますよね?

 

私も最初に転職したときは、この先自分の人生がどうなるのかとても不安でした。(それほど気負う必要もないんですがね)

しかも、これからやることが山積みですからなおさらネガティブになりがちです。

そんなときは次の会社に入社するまでにやるべきことを整理しておけば、心の準備をする余裕が生まれますよ。

今回は転職が決まったらやることをいろいろまとめてみました。

まずは退職の意思を伝えよう!

転職するためにまずは今の職場を辞めないといけないですよね?

では、いつまでに退職することを伝えればよいのでしょうか?

最低14日前までには退職の意思を示そう!

民法では退職日の14日前までには退職する意思を伝える必要があるとしています。

しかし、会社によっては社内規定「1ヶ月前」とか「3ヶ月前」なんて書いていることもあるかと思います。(さすがに3ヶ月はめちゃくちゃですよね)

この場合は民法が優先されるので、意思表示から退職日までは社内規定より短い日数でも問題ありません。

ただし、時間に余裕があって少しでも円満退職したいという方は社内規定に従うことをお勧めします。

「法律上は問題ないし~」という態度だと、会社側の人もさすがにいい気はしませんからね。

それでも有給休暇が残っている人も多いでしょうから、退職を伝えてから退職日までまるまる出勤、ということになる場合は少ないかと思います。

ちなみに私は前の職場を辞めるとき、有給休暇をすでに使いきっていたので退職日まで働いていましたよ。(どんだけ休んでたんだ・・)

まずは上司から伝える

退職の意思は、退職届などの書類でなく口頭で伝えるだけでも有効とされています。

「1か月後に会社辞めますんでよろしく!」でも良いのですが、そこはさすがに社会人としてけじめをつけたいところです。

そしていきなり人事部に退職届を持って行くのではなく、まずは自分の上司に伝えるようにしましょう。

上司をすっ飛ばしてしまうと「自分の顔を汚された!」と思われる場合があるのでくれぐれも注意したいところです。

まぁよっぽど上司に恨みがあって、最後に顔に泥を塗ってやろうというなら止めませんが・・・

私は退職するときは必ず直属の上司から話すようにしていましたよ。

引き止められたらどうするの?

上司としてはあなたの決断を尊重しつつも、やはり立場上は引き止めないといけない場合があります。

また、カウンターオファーといって昇給や昇格を条件に留まることを交渉してくる場合もあります。

しかし、基本的に一度辞めると決めたからには自分の決断を信じましょう!

 

それに、別の記事でも書いたことがありますが、会社や上司は一度辞めようとした人間に対する見方を変えるものですからね。

転職するときは職場の人に相談するな!

自分を信じて迷わず前に進みましょう!

退職願と退職届の違いは?

会社に退職願や退職届の書式がある場合はその書式に従いましょう。

決まった書式がなく、辞めることがすでに承認されている場合は退職願か退職届どちらを書くか指示を仰ぎます。

ちなみに退職願と退職届の違いはわかりますか?

  • 退職願・・会社を辞めさせて欲しいというお願い
  • 退職届・・会社を辞めますという明確な意思表示

退職願は、少し柔らかい退職の意思表示といったところでしょうか。

一方退職届と出すことは会社を辞めることが間違いなく決まっており、「私は仕事を辞めます」という有無を言わせない強い意味があります。

なので、上司に最初から退職届を持っていくというのはそれなりの覚悟が必要になります。

転職先への入社までまだ時間があり、少しでも円満退職したいという方は退職願を出した方が良いかもしれません。

その場合はまだ交渉の余地があると思って、会社側も留まるよう説得してくる可能性がありますが、はっきりと自分の意思を伝えるようにしましょう。

人には職業選択の自由がありますから、最終的には認めざるを得ません。

もしもしつこく引き止められたら?

まれに本当に辞めさせてくれない会社というのは存在します。

「辞めるなんて無責任だ!」「損害賠償を請求する!」などと脅迫まがいのことを言ってくる場合もあるようです。(代わりの人を探すのも会社の仕事なんですがね)

もし今の会社がブラック企業で、辞めようとしたら脅迫された!引き留めがしつこくてなかなか辞められない!という方は退職代行という最終手段もあります。

あなたは会社と一切コミュニケーションをとることなく、あなたに代わって退職の意思を会社に伝えてくれますよ。

料金は2万円~5万円が相場となっており、可能であれば弁護士がいる代行業者を使うことをお勧めします。

仕事の引継ぎをしよう!

退職が承認されたら、仕事の引継ぎをしましょう!

あなたが今担当している仕事は必ず誰かに引き継ぐ必要があるはずです。

申し訳ないと思う必要はありませんが、仕事を引き継がれた人が困らないようにしてあげたいですね。

引き継がれる人が自分と同じような仕事をしている場合は、現在の仕事のステータス進捗状況を資料にまとめておくとわかりやすいです。

今まで自分と同じ仕事をしたことがない人に引き継ぐ場合は、今まであなたが培った経験を盛り込んだ

仕事のやり方マニュアル

を作成しておくと良いです。

私は改善活動の一環としてVBAのマクロをよく作っていたんですが、その改訂のやり方をマニュアルにまとめておいたら同僚から非常に喜ばれましたね。

どうせ辞めるからと最後の期間を適当に過ごしてしまうと、今まで会社に貢献してきた人でも印象が悪くなってしまいます。

責任を持って引継ぎをして有終の美を飾りたいものですね。

会社から借りたものを返そう!

退職日が近くなってきたら、会社から借りているものを徐々に返していきましょう。

返却するものの詳細については会社から指示があるはずです。

主に以下のようなものがあります。

  • 社員証
  • 健康保険証
  • 名刺
  • 制服、作業服  など

ちなみに健康保険証は退職日まで有効です。

最後に有給消化で出社しない場合は退職日まで持っておいても問題ありませんが、退職から5日以内に返却しないといけないので注意しましょう!

会社から借りている制服や作業服などは、クリーニングして退職日に直接返却するか、退職後に郵送でよいと思います。

また、もしまだ転職先が決まっていない方は、失業手当ての受給に「離職証明書」が必要になるので必ず会社に発行してもらうようにしましょう。

新居を探そう!

転職先が今の家から通える人、社員寮などに入る人以外は新しい住居を探しましょう!

おそらくほとんどの方は新居に引っ越すことになるのではないでしょうか?

まずは賃貸業者のホームページで転居先の地域から自分の条件に合った物件を探しましょう。

私の場合は退職が決まった後、引継ぎ期間中の土日を使って物件の内件に行っていましたね。

転職先の職場から1時間以内に通える場所に住むことがお勧め!

 

通勤時間が長いほど幸福度が下がるというデータもあり、やはり通勤というのはストレスになりますし、自分の自由時間も減ってしまいますからね。

家賃については、転職先でもらえる月収を想定しておき月収の1/3を超えない範囲にしておくことをお勧めします。

良い物件が見つかったら不動産会社に連絡し内見させてもらいましょう。

物件だけでなく、駅までの距離周辺にどんな施設があるのかもマップで確認しておくと良いですよ。

引越しの準備をしよう!

新居が決まったら引越しの準備をする必要がありますね。

引越し業者へ連絡

自分だけで引越しする方以外は引越し業者に依頼する必要があります。

日数に余裕を持って引っ越し業者に連絡し、できれば複数の業者から見積もりを取っておいたほうが良いです。(価格の相場がわかりますからね)

ちなみに私は業者に連絡を忘れてしまい、引越し数日前にようやく連絡したら、対応可能な引越し業者がひとつしかなかったという経験があるので皆さんは早めの連絡を心がけてください。

電気、ガス、水道の手続き

電気、ガス、水道業者に転居することを伝えましょう。

実際に転居する日を伝えて料金の精算解約または転居の手続方法について具体的に指示してもらいます。

同時に転居先のライフラインも一緒に開通の手続きをしちゃいましょう!

電気と水道は入居日から使えることが多く、新居の不動産会社から手続方法を教えてもらったり申込書をもらうことができます。

ガスの開通に関しては、業者立会いのもとでちゃんと温水が出るかを確認してもらう必要があるので、事前に日時を決めて申し込んでおきましょう。

ちなみに私は転居先のガス業者に連絡するのを忘れたことがあり、引越し後数日間冷水でシャワーを浴びることになったのは苦い体験です。(銭湯が近くにありませんでした。)

転出の手続きをしよう!

引越しするためには今住んでいる自治体の役所に行き、転出届を出す必要があります。

転出の届出が可能な期間は、実際に引っ越しする日の14日前から14日後になっています。

手続きには以下のものが必要になりますが、事前に役所のホームページで確認してくださいね。

  • 転出届(役所にあります。)
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
  • 印鑑(代理人が届け出る場合)

以下のものは持っている方のみ

  • マイナンバーカード
  • 印鑑登録証
  • 住民基本台帳カード
  • 国民健康保険被保険者証
  • 後期高齢者医療被保険者証
  • 介護保険被保険者証
  • 医療受給者証

また、役所に行く時間がないという方は郵送もできるので、各自治体のホームページで確認してください。

違う自治体に転出する場合は「転出証明書」が発行されます。(同じ自治体内での転居では不要です)

転入の際に必要になるので大切に保管してください。

郵便物の転送サービスを申し込む!

日本郵便では旧住所に届いた郵便物を新住所に無料で転送するサービスを行っています。

転送期間は届出日から1年間

期間の更新も可能ですが、郵便物が旧住所へ送られないようなるべく早めに関係者に連絡しましょうね。

申し込み方法は郵便局窓口から可能ですが、圧倒的にお勧めなのはe転居サービスです!

インターネットから申し込み可能なのでとても楽ですよ(私も利用しました)

最終出社日!

いよいよ最終出社日です!

たとえ嫌なことばかりの職場だったとしても、今日が最後です。

有終の美を飾るためにも、お世話になった方々に挨拶し今までの感謝を伝えるようにしましょう!

私も最終出社日は嫌いな人のところにも必ず挨拶に行っていましたよ!

最後に自分の机をきれいに清掃して、忘れ物がないか?会社に返し忘れているものがないか?を確認したら、笑顔で会社を去りましょう。

帰宅したら引っ越しの準備も万全にしておきたいところです。

これから新しい生活が始まりますね!

転入届を出そう!

引越し後は、引越し先住所の自治体で14日以内に転入届を出す必要があります。

手続きには主に以下のものが必要になりますが、事前に役所のホームページで確認してください。

  • 転出証明書(転出届の際に発行されたもの
  • 転入届(役所にあります)
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
  • マイナンバーカード、マイナンバー通知カード
  • 印鑑(代理人が届け出る場合)

以下のものは持っている方のみ

  • 国民年金手帳
  • 住民基本台帳カード
  • 在留カードまたは特別永住者証明書

もし転職先への入社までに無職期間が発生する方は「国民健康保険」への加入手続きも行う必要があるので、役所で一緒に手続きしてしまいましょう。

私は遠隔地への転職準備に時間がかかり1ヶ月の無職期間が発生したことがあるんですが、国民健康保険の手続きが面倒だったので期間をあけなければよかったと正直後悔したことがあります。(できれば空白期間はない方が良いかも)

運転免許証の住所を変更する

引越ししたら運転免許証の住所変更も忘れずに行いましょう。

住所変更しなくても罰則はないのですが、運転免許の住所と実際の住所が違うと身分証明書としての効力がなくなってしまうので様々な不都合が発生してしまいます。

運転免許証の住所変更ができる場所

  • 転居先住所を管轄する警察署
  • 各都道府県の運転免許センター

警察署と運転免許センターは、手続き可能な曜日、時間帯が違うことがあるので事前にホームページなどで確認してください。

手続きに必要なもの

  • 運転免許証
  • 新しい住所が確認できる書類(住民票、マイナンバーカード、健康保険証、公共料金の支払証明書など)

ここまできたら手続き関係で必ずやらなければならないことはほぼ終了です。

ただし、生命保険など民間のサービスに加入している方はそちらも早めに住所変更したことを連絡してください。

新居の周辺を散策してみよう!

一通りの手続きが終わったら、新居の周辺に何があるのか散策しながら確認しておきましょう

私は新居に引っ越した際は、散歩がてら徒歩圏内に何があるのか必ず確認するようにしています。

特に、スーパー病院など日常生活に関わる施設は必ず場所を確かめておきたいものです。

通勤ルートを確認しておこう!

引越しも終わり、後は入社を待つばかりです。(転職先の会社から提出書類の指示があると思うので、余裕をもって準備しておいてください)

今までの疲れを癒すためにリフレッシュするのも良いですが、その前にまずは転職先への通勤ルートを確認しておきましょう。

入社当日に初めて行く駅で電車の乗換えを間違えたり、通る道を間違えたりしないために、最低一度は確認しておきたいものです。

入社初日から遅刻したのでは目も当てられないですからね・・

可能であれば自分が実際に通勤する時間帯に通勤シミュレーションしてみることをお勧めします。

その時間帯にどれだけ混雑するのかがわかりますからね。

何時に家を出て、どれくらいの時間で職場まで行けるのかを確認しておきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は転職が決まったらやることについてご紹介しました。

仕事を変えることでやらないといけないことって沢山でてくるんですよね。

ですが、初めてのことが多いから大変だと思ってしまうだけで、今までみなさんががんばってきた仕事に比べれば全然大したことはないはずです!

これから社会人としての転機を迎えるみなさんが、良いスタートを切れるよう応援しています!