【悪気はない!?】会社が社員の自由を奪いたがる理由!

みなさんお疲れ様です!

9月も後半に入り涼しくなってきましたね。

新型コロナウイルスは相変わらず予断を許さない状況ですし、季節の移り変わり目は体調を崩しやすいので、仕事も休みながらやっていきましょう!

今日はちょっと愚痴のような話題について書いてみようと思います。

皆さんは会社や職場が労働者の自由を束縛しようとしていると感じたことはありませんか?

残業しないと終わらない仕事や休日出勤というだけでなく、会社(上司)が私生活にまで干渉してこようとしていると感じたことはないですか?

それはまるで会社が社員の全てを管理しようとしているかのようです。

実は、それは気のせいではなく事実かもしれません!

雇用する側の立場に立った時に、どうすれば利益が出せるのかを考えれば、自然なことかもしれませんね。

会社が社員の自由を奪いたがっていると感じるとき!

では、どんなときに社員の自由を奪いたがっていると感じるのか?その一例について実際に感じたことを書いていきたいと思います。

やたらと「結婚しろ!」と言ってくる

皆さんの上司や先輩で、やたらと結婚を勧めてくる人はいませんか?

なんなら社内の誰かとデートに行ってみたら?とか付き合ってみたら?とか社内恋愛を勧めてくる人もいると思います。

これらは完全にプライベートな領域に干渉する行為ですし、本人が嫌がっている場合は確実にコンプライアンス違反でハラスメント行為に該当します。

では、そんなリスクがありながらなぜ他人にしつこく結婚や交際を勧めてくるのか?

結婚をして家庭を持つと、自分一人の考えだけで仕事を辞めるというのは基本的にできなくなりますよね。(配偶者が退職に断固反対することもあるみたいです)

つまり、

結婚すると簡単には退職できなくなるだろう

という思惑で結婚を勧めてくる人がいるんです!(前職の上司がそうでした)

特に、役職が上の人はその会社である程度の地位を獲得しており、どちらかというと会社側の人間なので、会社としてはリストラ以外で社員になるべく辞めてほしくないと考えるのは当然ですけどね。

もちろん、本当に結婚はいいものだからと親切心で部下や後輩に勧めたいという人もいるでしょう。

家を買わせたがる!

家を買ったら転勤になった!と言う話を聞いた事はありませんか?

実際に私の周りでも家を買って間もない時に転勤命令が出たという人は結構います!

これは会社側が

家を買った人間は簡単に退職できなくなるだろう

と考えて、転勤させるのに最適な人材だと判断している可能性があります!

現在家を購入する人はほとんどがローンを組んで購入しますし、ローンを組むと収入を途絶えさせるというのはリスクが発生してしまいます。

それにしてもどうせ辞められないだろうという理由で転勤を命じてくるのは本当に理不尽ですね!

副業を認めない!

最初に言っておくと、社内規定に「副業を禁止する」旨のことが書いてあっても、何の法的拘束力もありません!(むしろ国は副業を推奨しています)

終業時間以外に何をするかについては完全に個人の自由です。

※ただし、業務で得た情報を副業で漏洩させない、などの条件はあります。

最近は副業を認める会社も増えてきましたが、公式に副業を認めると公言している会社はまだまだ過半数にすら到達していないのが現状です。

ではなぜ副業を禁止したがるのかというと、表向きの理由はさておいて、本音としては

副業で成功されると困るからです!

さらに言うと・・

会社に生活を依存してくれないと困るからです!(重要)

なぜ会社に依存させたがるのか?

なぜ会社と言う組織は社員を依存させたがるのでしょうか?

会社に忠誠心を持たせたい

日本では会社は単なるお金を稼ぐ場所ではなく、一つの「共同体」「家族」のようなものだという考えが漠然と定着していますね。

会社としては共同体を維持するためにはそこに所属する人の忠誠心が重要になると考えているのです。

この忠誠心は、今までは「長時間労働」「理不尽な仕事」をやらせても文句を言わせない、という一定の効果がありました。

つまり会社に逆らわない人間にするということですね。

しかし、現代ではただがむしゃらに働けば良いのではなく、効率良く社会のニーズに合った価値を提供し続ける必要があります。

逆に言えば、現代では価値を提供できさえすれば末端の社員まで忠誠心なんて必要ないんです!

それでも古い考えの会社といつの時代もなくなることはなく、未だに社員に忠誠心を持たせるために生活を会社に依存させたがっているんです!

社員が会社に依存すれば、もはや会社に尽くすしかなくなりますからね・・

長く働くのが当たり前だと思っている

これは日本企業独特の感覚かもしれませんが、終身雇用が崩壊したと言われる現代でも一つの会社で長く働くことが良いとされる文化はまだまだ残っています。

そして上司や役員と呼ばれる世代の人たちは、終身雇用という概念が当たり前だった時代を生きた最後の世代だと思います。(転職なんて裏切りだ!という考え)

年代が上で役職に就いている人たちは、長く働いてほしい & 定年までそこで働くのが当たり前という感覚を持っている人が多いのです。

だから、できるだけ社員を会社に依存させた方が長く働いてもらいやすいということですね!

ただ、決して悪気があってそのように考えているわけでもなく、「あなたと一緒に働きたい」と考えている可能性もあるということは覚えておく必要がありそうです。

できるだけ長くこき使いたい

非常に悪い言い方になってしまいますが、会社と言う組織から見た場合社員をなるべく長くこき使った方が圧倒的にコスパが良くなりがちです。

特に習得するのに何年もかかるような仕事ならなおさらです。

短期間で社員が辞めてしまった場合は、新たに採用するコストと教育するコストがかかってしまいますからね。

しかし、会社というのは利益を出すための存在なので、人件費=コストと考え、利益を追求するためにはなるべく安い労働力で長時間働かせたいというのは当然かもしれません。

自由に生きられる人間は会社にとっておもしろくない!

先に書いたように、経営者や役職が上の世代の人たちは、一つの会社で勤め上げることを良しと考えている人もまだまだ多いので、基本的に転職や独立という選択を取れる人(自由に生きられる人)を疎ましく思うことが多いです。

なので、「私はこの会社でなくても生きていける」と言う人は見ていて面白くないんですね!

それを雰囲気で感じ取っているからというのもあるでしょうが、日本企業に勤める人は基本的に上司はもちろん同僚の前でも転職の話はしない人が多いと思います。

実際に社内で「将来転職するつもりだ」と話すのは何のメリットもないのでやめておきましょう!

会社に自分の人生を委ねない方が良い!

都合が悪くなればリストラ(早期退職)される

愛社精神を持つということはとても結構なことだと思いますが、必要以上に会社に人生を委ねない方がいいです!

なぜなら、会社と言う組織はとても冷酷だから・・

業績がいい時は長く働いてほしいと言いますが、業績が悪くなった時は「はい、辞めてください!」と遠慮なくリストラするのが会社です!

「自分の会社はそんな会社じゃない!」と言いたい人もいるかもしれませんが、近年は大手企業でも早期退職ブームが来ていますし、VUCAの時代と言われている今、本当に何が起きるかわかりません!

※VUCA : Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity

自分の人生を会社に委ねてしまった結果、裏切られた時のダメージが大きいのです!

今は転職してキャリアアップしていく時代

外資企業に勤めている人はキャリアアップ転職やキャリアチェンジに慣れているかもしれませんが、日本企業では年功序列の文化が最近まで残っていました。(続いている会社もありますね)

では、年功序列が廃止されて若手でも給料が高くなったのかと言うと、90年代半ば頃から今まで少なくとも初任給はほとんど変わっていません!

昔から勤めている社員が納得しないからという理由もありますし、単純に高給を払う体力がなくなってきているからというのもあります。

つまり、今の若手社会人たちは勤続年数で給料が上がらないので、その会社で必死に成果を出して給料を上げるか、転職してキャリアアップしていくかになります。

その会社で決められた給与ベースがあるので、社内で成果を出して大きく昇給していくのはかなり厳しいでしょうね。(一度上げた給与は下げにくいので、会社は一気に昇給させたがらない)

それに対してキャリアアップ転職の場合は、年収が100万、200万上がるのも当たり前です!

今は転職or独立してキャリアを上げていくのが日本でもようやく幅広く認められるようになった時代なんです!

モチベーションが高く、今の会社に居続ける必要がないという人は転職してキャリアアップした方が良いケースが増えています!

依存したくないなら本業&副業&投資が最強!

収入を完全に会社に依存してしまうのはリスクが高いです。

本業&副業&投資のコンボで、会社に依存することのリスクヘッジをしながら収入を複数作っておくのが最強です!

収入に多様性を持たせておけば精神的にも余裕ができるので、本業の方ももっと落ち着いて取り組めるようになるはずですよ!

そして常に自分の市場価値を確認しておき、する・しないに関わらず転職の機会は窺っておいた方が良いと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

会社が社員の自由を奪いたがる理由=依存させたがる理由について、漠然とでもおわかりいただけたでしょうか?

なんだか会社という組織の悪口ばかり書いてしまいましたが、愛社精神を持つことが悪いことだとは思いません。(所属する組織に誇りを持つことは良いことだと思います)

しかし、会社と言う組織は時に冷酷だという事実は確かにあるので、忠誠心を持ちすぎて必要以上に自分の人生を委ねてしまうのは非常に危険だと思います。

常に自分の状況を客観視して、「どんな時代・場所・状況」でも生きていけるようにしたいですね!