4月に入り本格的に暖かくなってきましたね!
4月といえば今年大学を卒業した人たちが新入社員として会社に入社する季節でもあります!
アルバイトを経験したことがある大学生も多いと思いますが、働くのは就職した会社が初めてという人も当然いますよね?
社会人として働いてみると学生だった頃とは比較にならないほど理不尽なことが多いもので、新入社員の方々は理不尽なことがきっかけで「これが社会かぁ」と実感することもあるみたいです。(私も実際にそうでした)
今回はなぜ会社と仕事は理不尽なのか?理不尽な目に遭ったときの対応はどうすればいいのか?について書いてきたいと思います。
なぜ仕事で理不尽なことが起きるのか?
なぜ仕事をしていると理不尽なことが当たり前に起こるのかというと、結論としては・・・
突き詰めていくとこのような結論にたどり着くと思います。
つまり、ある人にとっては当たり前だと思っていることでも、別の人にとってはそれが当たり前ではないからです。
分かりやすい例でいうと、自分がすでに期限が決まっている仕事をたくさん抱えているなかで、さらに後から仕事を追加され(勝手に期限も決められて)、その仕事が終わらなかったとしましょう。
仕事を依頼した人としては、その人の事情なんてわからないので、「なんでまだやってないの!?」とか「忙しくても何とかするのが社会人でしょ!」と言ってしまうことがあるんですね。
これはどちらが正しいかという話ではなく、会社というのは価値観が違う人たちの集まりなので、当然ながら何を当たり前と思うかは人によって違うということです。(もちろん限度はありますが)
そして会社や組織は誰か一人の価値観に合わせて作られているわけではないので、価値観同士がぶつかったときに必ず誰かが理不尽な思いをすることになるのです。
しかも学校と違って会社とはお金を稼ぐために働く場所なので、理不尽な命令でも逆らうことはできないのです。(辞める自由はありますけどね)
理不尽の種類
仕事には様々な理不尽が存在しますが、カテゴリー分けすると主に2種類に分類できます。
人間関係に起因する理不尽
先に説明しましたが、会社というのは価値観の違う人間の集まりです。
考え方が違う人たちが一緒に仕事をする中で、お互いに意見が食い違ったときに理不尽な思いをすることが多いのですが、社内では力関係が弱い人が理不尽な思いをすることになりますね。
上司と部下、先輩と後輩と言った関係がよくある力関係だと思います。
たとえ上司より自分の意見の方が正しかったとしても、上司というのは会社から指示命令を与えることを認められているので、上司が黒いものを白と言え白になってしまうのです。
ただし、間違った判断によって会社に損失を与えた場合は上司が責任をとることにはなりますけどね。
このように、誰かと誰かの意見が食い違った場合に、力関係が弱い方が嫌な思いをするのが「人間関係に起因する理不尽」の主体例だと思います。
仕組みやルールに起因する理不尽
繰り返しになりますが、会社という組織は誰か特定の社員の価値観に合わせて作られているわけではありません。(しいて言えば社長のためですが)
どの会社にも決まりやルールが存在しますが、ルールというのはなるべく多くの人が納得できるような仕組みを目指して作られています。(法律も同じですね)
しかしルールによって損をする人がいることもまた確かですね。
例えば、最近はどこの会社も成果主義が取り入れられてきましたが、良い評価をされるためには数字など目に見える形での成果を求められる会社がほとんどだと思います。
しかし、成果というものは必ずしも目に見える形で計れるわけではなく、”他の人の仕事をサポートした”など外からは見えにくい成果も明らかにあります。
その目に見えにくい成果を評価する仕組みがない会社では、いくら他の人の成果に協力しても査定は上がらないのです。
このように、間違いなく組織に利益を与えているのに「正当な評価をされない」というのが「仕組みやルールに起因する理不尽」のわかりやすい一例だと思います。
理不尽な目に遭った時の対応
ここまで「理不尽なことはどうしても起こりうる」ということを書いてきましたが、だからといってそのまま受け入れるべきだ!とは言いません。
自分にとってどうしても許せない理不尽は何らかの対処をするべきだと思うからです。
ここからは理不尽な目に遭った時の対応についてざっくりと3パターン書いていきます。
それぞれの対応の詳細についてはあまりにも細かいので別の記事で紹介できればと思います。
耐える!
一番楽なようで大変なのはこの「耐える」ということかもしれません。
基本的には理不尽な目に遭っても何もしないでただ耐えていればいいのですが、自分の意見を主張することもせず黙って受け身に徹するのは相乗異常にストレスが溜まります。
もしあなたが今の職場で絶対に不利益を被るわけにはいかない!家庭を持っているから会社に刃向かうわけにはいかない!という場合には耐えることになると思います。
しかし、そのままサンドバッグ状態になるのは決してお勧めできません。
ストレスで精神を病んでしまうことも十分考えられますからね。
自分に対して理不尽な目に合わせてくる人に対しては「こいつは人間ではない」と考えることも一つの手です。
つまり、相手を動物かロボットだと思い込むということです。
例えばロボットから暴言を吐かれたとしても、ほとんどの人はイラっとすることはないと思います。(する人もいるでしょうが)
決して人を見下していいわけではありませんが、自分に対して理不尽なことをしてくる人に対してはそのくらいの心構えでいいと思います。
立ち向かう!
ここで言う立ち向かうとは、キレたり同じことをやり返すという意味ではありません。
特に社会ではキレたり手を出したりなどということは通用しませんからね。(キレたほうが負け)
立ち向かうとは、「しっかりと意思表示をする」という意味です。
「それはおかしいのではないか?」「不快なのでやめてください」とはっきりという相手に対して理不尽なことをしないように主張するようにしましょう。
しかし、相手にとっては理不尽なことをした自覚がないことも考えられるので、自分が理不尽だと感じた理由を論理的に伝えられるようにしましょう。
会社のルールに矛盾がある場合は労働組合や同じような意見を持つ人と一緒に会社に文句を言ってもいいと思います。
ただし気を付けないといけないのは、本当にちょっとしたことで何回も反論し続けていると、次第に周囲からめんどくさい人だと思われる可能性もあるので、立ち向かうことにはそれなりのリスクもあることは覚えておく必要がありますね。
逃げる!
逃げるというのは最終的にはその職場を去る(退職)、ということを意味します。
しかし、逃げる=負けるということではないと考えています。
退職するのは環境を変えるということですから、勇気がいる行動です。
どうしても職場での理不尽に耐えられない、と思うなら迷わず逃げるべきです。
なぜなら会社にとってはあなたの代わりはいくらでもいますが、あなたにとってあなたの代わりはいないからです。
それに、私も何度か退職しているのでわかりますが、仕事なんて後先考えずに辞めてしまっても人生どうにでもなりますからね!
大事なことは「自分はもうだめだ」とか「また同じ目に遭ったらどうしよう」などと卑屈にならないことです。
「自分はやればできる人間だ!」というモチベーションさえ維持していれば、人生は良い方向に向かっていくはずです。
まとめ
仕事をしていると本当に理不尽なことが多いものですが、よほどひどい人間でない限りは、相手に悪気があって理不尽なことを言ってくるわけではないです。
それぞれの立場や考え方が違うので、主張が食い違ったときにどうしても理不尽な思いをする人が出てきてしまうんです。
それに耐えられるなら我慢し続ければいいし、もし納得がいかないなら自分の意見を論理的に主張したり職場を去ることも正しい行動だと思います。
大事なのは自分が納得できる行動をとる、ということですね。
人それぞれ価値観が違うから