こんにちは。
新型コロナウイルスの感染が徐々に収束の気配を見せる中、テレワークなど柔軟な働き方を継続している企業もあるようです。
しかし、海外では一般的に行われているテレワークも、日本ではまだまだ普及率が低いことも事実です。
日本は先進国はもちろん、途上国に比べてもITの活用や普及が遅れており、今回のパンデミックでそれが露呈することになってしまいました。
日本がIT後進国になってしまった理由について探っていきたいと思います。
日本がIT後進国であることは明確な事実

日本はIT化が進んでいない国の一つです。
いまだに紙ベースでの書類のやりとりが多く、ハンコやFAXが現役で使われている会社も多くあります。(印鑑登録制度もありますし)
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて在宅勤務が広まりましたが、書類にハンコを押すために出勤する、という本末転倒な会社員の行動がニュースで取り上げられたりしました。
また、特に官公庁ではアナログ行政が根強く残っており、東京都内のある区役所では、定額給付金のオンライン申請画面を2人1組になって目視確認しており、むしろ郵送による書類での申請の方が早い、というニュースもありました。
日本は明らかにIT後進国であり、今回の新型コロナウイルスによるパンデミックでそれが露呈したのです。
そしてIT化の遅れによって日本が競争力を失っていることもまた事実です。
日本がIT後進国になった理由
では、なぜ日本はIT後進国になってしまったのでしょうか。
考えられる理由をいくつか挙げてみましょう。
変化を嫌う人が多い
日本は島国であり、外国からの侵略にはほとんど縁がありませんでした。
外から来る敵よりも、内にいる人たちといかに協力し合うかが大事だったのです。
そのせいもあって、変革によって現在の不満を解決するよりも、多少我慢してでも和を大事にするという国民性が受け継がれてきました。
ITという今までの伝統や日常の姿を大きく変えてしまうテクノロジーは、急激な変化を好まない日本人にとってはあまり受け入れやすいものではなかったのかもしれません。
そのため、今までのやり方や伝統にこだわって、世界的なIT化の波に乗り遅れてしまったのです。
それでも目まぐるしく変わっていく世界で生き残るためには、変化し続けるしかないのです。
形のないものに投資をしない
日本は今まで自動車や家電など、ものづくりで急成長してきた国です。
過去の成功体験、そして形あるものに価値を見出す国民性から、サービスやシステムなど形のないものに投資することを躊躇してしまったこともIT後進国になった理由の一つでしょう。
また、アメリカや中国などのIT企業と比べると、日本企業がITエンジニアに支払う給料が相対的に安くなっています。
アメリカや中国では先端分野のエンジニアは年収1000万円でも低いくらいで、中には年収数億円という破格の待遇で雇われているエンジニアもいます。
そのため優秀な人材は次々に外資企業に流出しており、結果的に日本は企業の成長に貢献するキーマンを失うことになってしまったのです。
高齢者が多い
日本は世界で最も高齢化が進んでいる超高齢化社会の国です。
これは仕方のないことですが、若いころからデジタル機器に慣れ親しんでいないことから、普段パソコンやスマートフォンを利用していない、利用できないという方も多くいます。
※年を取るとどうしても保守的になってしまうのは世界共通のようです。
若者が多い発展途上国では、デジタル機器に拒否感がない人が多いので、次々に新しいテクノロジーを取り入れて、既存のシステムと入れ替えていくことが可能です。
しかし日本の場合は高齢者の割合が圧倒的に多いので、デジタル機器を利用できない人が多くいる限り、国として多数派である高齢者を置き去りにして急速にIT化を進めることはなかなか難しいのです。
そのため役所の手続きなどはどうしても対面や手書きの書類形式での申請方法を存続させる必要があります。
また、日本企業では比較的古い年代の方が経営者や役員に多く、若い世代に比べてITを軽視する傾向がある、ということも原因の一つでしょう。
しかし新しいものに常に興味を持つ高齢者もいて、若者顔負けにデジタル機器やインターネットを使いこなす方が大勢いることも事実です。
つまり、決して使えないというわけではなく、どうしたら使う気になってもらうことができるか?誰でも扱えるわかりやすいシステムを作れるか?がカギになります。
世界に追いつく可能性はあるのか?

世界的なIT化の波に乗り遅れてしまった日本ですが、どんどん進歩していく世界に日本が追いつく可能性はあるのでしょうか?
結論:あります!
日本は今まで大きな外圧をチャンスに変えて成長してきました。
- 明治維新による文明開化
- 第二次世界大戦による敗戦からの復興
そして今、新型コロナウイルスによるパンデミックという外圧が日本にのしかかっています。
日本はピンチをチャンスに変えることができる国です。
一人ひとりが「今こそ変わらなければならない」と意識し、かつて鎖国状態から先進国に奇跡の変貌を遂げたように、このピンチをばねにして世界に追いつくことができるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
日本で生活していると普段から、なぜこんなに古いやり方を続けているんだろう?と疑問を感じることもあると思います。
その問題意識をぜひ大事にしてください。
変化の激しい現代では、変化できるものが生き残るのです。
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